アリゼ洋菓子店@奈良県桜井市

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 以前から気になっていたパティスリーのアリゼ Alize(eにアクサン・テギュ、「貿易風」という素敵な意味)洋菓子店(〒633-0061 桜井市上之庄214 グラン・リヴィエール101 tel:0744-46-0383)にケーキを買いに行きました。

 少し前に『フランスで修行したパティシエがフランス仕込みのケーキを出しているお店』と知り、がぜん興味を持ったのです。
 お店は桜井のジャスコの北・斜め向かい、中和幹線沿いにあります。
 
 コンセプトはRelais Gourmandise(「中継所」「食い道楽」ということで「食いしん坊の集まる店」)となっています。
 こぢんまりとしていながらとても清潔感あふれる素敵なお店でした。
 店内には生ケーキはもちろん、焼き菓子も豊富に並べられていました。
 
 シェフが修行したお店の証明書が4つ、額に入れられて掲げられていました。
 笑顔の素敵な温厚そうなシェフでしたので、お話をお伺いするとベルギー、フランス・パリ、イギリス・ロンドンなどで修行されたそうです。

 私が注目したのは、スペキュロスの木型がいくつも飾ってあったことです。
 スペキュロスとはクリスマスのときにベルギーで焼かれる聖人の形をしたスパイシーなクッキーです。
 ベルギーのパティスリーでは、使い込んだスペキュロス型を誇らしげに飾ってありますが、日本では残念ながらなかなかお目にかかることが出来ません。
 スペキュロス自体、私は大好きですが大半の日本人にはアニスの風味が馴染めないかもしれません。

 シェフは穏やかな語り口でとても謙虚なお人柄でした。
 スペキュロス型やクグロフ型のことを私が図々しくいろいろ質問しても、イヤな顔ひとつせず、誠実に優しく答えてくださいました。

 私は画像手前のモンブランを食べました。
 このモンブラン、高さが8cmは余裕であります。
 栗のクリームをこの細さで倒さずに細工できるなんて…。
 さらに驚いたのは栗のクリームの栗含有率の高いこと!
 生クリームでごまかしていません。
 クリームが緩くないので、絞りながらの作業が高度で難易度が高いということです。

 中心部は生クリームですが、バランスのよい甘さとコクを持っていて、フランスに近い味でした。
 フランスは食事に砂糖を使いませんので、デセールで糖分補給をしますから、しっかり甘いのですが、さすがに日本人向けなのでしょうか、それほどではありませんでした。
 どうも最近、日本では「あっさり」「甘さ控えめ」を勘違いしたケーキが多いので、このアリゼの味には納得です。

 土台のスポンジケーキは、ヘーゼルナッツ・パウダーをミックスした風味の良い、サクサクした感じさえする気の利いたものでした。
 こういった部分に一工夫あるということから、研究熱心さがわかります。

 シェフの最初の修行は東京だったそうですが、そこが日本で最初にフランスのケーキを紹介したアンドレ・ルコントだと帰宅してからわかりました。
 今度はシブーストを食べてみたいです!
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by odekakeyanko | 2009-05-02 22:01 | グルメ