お茶席のお点前デビュー、やってしまいました☆
いやはや、なんという恐ろしい日でしょう。
めちゃくちゃ晴天ではありませんか(注:2011年2月26日です)。
花粉症の鼻の中をヴァセリンを塗って防ぎながら、とにかく色無地に名古屋帯を締めました。
お茶席が催される場所へは午前9時に集合ですので、家を8時に出発!
出発するだけで、もう緊張します。
お茶席の会場へ到着しますと、とっくに先生はお越しでした。
先生はどれだけ早起きなのでしょうか?!
「あんた、(お点前を)リハーサルしなさい!」とせき立てられまして、朝に弱い私は、よろよろとお点前のお稽古をさせていただきました。
どれぐらいお客様がいらっしゃるのかなぁ…、とぼんやり考えながらお稽古している間に、開場の10時になってしまいました。
お点前の一番手は、社中の男性がしました。
彼は私よりかなり茶道歴は後輩ですが、熱心で努力家ですので立ち居・振る舞い・お点前の三拍子そろって完璧でした。
次のお客様がいらっしゃったら私がお点前をするのね、と思っていたら、いらっしゃいました!
ひぇー、どこからどう見ても皆さん茶道華道の先生ばっかり!
ぎょえー、私みたいなウソ千家、あかんやん!
とにかく一心不乱にお点前をしたのですが、お客様も皆さん一心不乱にこちらを凝視されるので、ド緊張でした。
利休さんもお点前中にお客さんがしゃべったらあかん、とは言わなかったと思うのですが…。
水屋での点て出しはないので、お客様の七名様分、一生懸命茶筅を振らせていただきました。
腕に力が入ってしまい、ダメでした〜、うまく点てられなかったように思います。
その後、何席かお点前をしましたが、何度やらせていただいても緊張して、手順を追うのに必死でした。
今まで、自分がお茶を頂くのみだったときは、
「お点前をしている人はどうしてあんなに怖い顔をしているんだろう」
と無邪気に思っていました。
そりゃもう、真剣になりすぎて怖い顔にもなってしまうんです…。