江戸満喫♪
おばあちゃんは今年で90歳です。
元気なのですが、長年の「座りっぱなし書道生活」がたたって、足腰が弱っていました。
おばあちゃんが正座しているダンナちゃまに、
「どうぞお平らになさってくださいね。」
と言ったのですが、ダンナちゃまには通じませんでした(^-^;)
おばあちゃんは江戸っ子だけど、ダンナちゃまに気を遣ってこれでもかなり言葉を抑えて標準語だと思ってしゃべっていたのでした。
お昼ご飯は私たちが奈良から運んだ柿の葉ずしを食べてもらいました。
「これ、どうやって食べるの?!」と、珍しがられました。
「柿の葉?!葉っぱも食べちゃっていいのー?!」
「ダメー!葉っぱは包んであるだけよ!。」と私。
「あらー、そうなの!?(目を丸くして)おばあちゃん、こんなの食べたことないからさ、わかんないわよ〜。」
と、相変わらずのかわいらしさです(^o^)
たくさん買っていったのですが、おばあちゃんはどちらかというと、私たちとたくさん話をしたかったようで、ちょっと食べては色々な話に花を咲かせていました。
夕方頃、おばあちゃんの家をさよならして、両国の江戸東京博物館に行きました。
今回のメインはおばあちゃんと会うことですが、観光も大事(笑)。
あまり時間が無かったので、今日の所は常設展示を見学したのですが、特別展の『夏目漱石展』は、翌朝にしました。
国技館の東横にある7階建ての博物館はさすが、東京!と思わせる見応え充分の展示で、江戸時代の文化、風俗、芸術が見やすく、わかりやすく、面白く展示されていました。
駕篭に乗ってみる、千両箱を持ち上げてみる、26kgの肥だめをかついでみる、明治時代の前の車輪がやたら大きな自転車に乗ってみる、人力車に乗ってみる、など乗り物は動きませんが、体感できて面白かったです。
お土産に買ったものの一部で、「かまわぬ」の判じ物のバンダナや力士独楽です。
そこから浅草に移動して、池波正太郎記念文庫へ行きました。
合羽橋道具屋街通りのすぐそばにある台東区の図書館内にあり、無料で見学できます。
小さなスペースながら、著者の書斎の再現、執筆ノート、書簡、メモの展示、著作のみならず時代小説がたくさん展示されていました。
池波ファンの私たちはウハウハ言いながら楽しみました。
夕食は浅草で鰻のひつまぶしを食べることにしました。
名古屋発のひつまぶしを東京で初めて出したという、浅草ひつまぶし うな鐵に入りました。
ここはうなぎをとっても香ばしく焼き上げることでも有名で、待っている間からいい匂いでした。
やはり、樽でドーン!と来ました。
二人前です。
ダンナちゃまは「名古屋でひつまぶしを考案した元祖のお店で食べたのと変わらないぐらい美味しかった!」と絶賛していました。
帰りはのんびり浅草寺詣りをしました。
この後、今夜の宿泊先、八重洲富士屋ホテルに行き着きました。