ここのところ忙しかった私をいたわってのつもりなのか、ダンナちゃまがフレンチ居酒屋「えとね」(奈良市富雄元町2-5-25明光富雄ビル102 tel&fax:0742-41-0189)を予約してくださいました。
ここは、あまから手帖やダンナちゃまの持っていた奈良のお酒のお店の本にも載っていたり、かつて富雄駅前にあったビヤン・シュールというフレンチ・レストランのシェフがやっているという噂を聞いたりしていたので、興味津々でした。
富雄駅からも歩いてほんの3〜4分といったところにあります(鮨田の隣!)。
店内に入ってみると、カウンターとテーブルがあり、明るくてゆったりしています。
しかもお店の店員三名はそろいもそろって男前ですよ、皆さん!!!
まずはダンナちゃまが持っていた本の特典でスパークリングワインをサービスしていただきました。
店内にある大きなボードに本日のお勧め料理がたくさん書き出してあります。
さすがフレンチ居酒屋!と思えるフランス料理のメニューがあふれています。
早速注文したのは生ハム(S)です。
とても深い味わいでした。
私たちが座ったカウンターの前には生ハムスライサーが置かれていました。
この立派な脚!(腕?)
ひづめも生々しく生ハムになってました(笑)。
とにかく今日は段々寒くなってきた日でもあったので、あつあつのじゃがいもグラタンを注文しました。
フレンチのお店に行くと、メインに添えてちょっぴり付け合わせになっているグラタンですが、ここでは本格的なグラタンがいただけます。
家庭的でありながら、やはり家庭で作る味の3ランクは上にいってるプロの味でした。
お次はイカとピペラード。
ピペラードはあまり食べたことがないのですが、この半熟卵と野菜だけで煮込んだ美味しさが柔らかいイカとよく合っていて印象的でした。
さらに豚バラ肉とレンズ豆のサラダを頼んでみました。
レンズ豆は、けっこう万能なのにあまり一般には使われないような気がします。
豚バラ肉から良い出汁が出ていて、味にコクがあり、最後まで美味しく頂けました。
このサラダの上に箸休めに乗っていたコーンのスナックのようなもの、とても辛くてやめられないとまらない美味しさでした。
レンズ豆でけっこうお腹がふくれている間にもロワールの白ワインを楽しんでご機嫌です。
またここの天然酵母フランスパンは全粒粉ブレンドでリュスティックな味わいが何とも言えず、どの料理にもよく合い、すっかり気に入ってしまいました。
調子に乗って、鶏のコンフィを食べました。
ポテトのピューレがフレンチらしく、鶏には食べやすいようにナイフが入れてありました。
とても柔らかく、お箸でも充分いただけました。
最後の注文はダンナちゃまの希望で牛モツのグラタンです。
お腹もいっぱいだし、モツはどうかな?と思っていましたが、食べたらやっぱり美味しい!!
グラタンソースが滋味深くて絶品です。
お店の「えとね」とは、驚かせる、驚き、などの意味なのですが、まさにその通りでした。
シェフはリヨンやフランス・スイス国境のリゾート地などにて修行しただけあってメニューもエスカルゴをはじめフランスの地方料理、家庭料理も豊富です。
カウンターから見てても、お料理に手抜きはないのに手早いこと!!
今日は満席満員でしたが、お料理の注文をしたらフレンチなのに出てくるのが早め。
料理はきっちりフランス料理で、スピードは居酒屋という感じでした。
大満足での帰り道、生駒駅前のぴっくり通りを入ったところで携帯が鳴りました。
出てみると、なんとdbちゃんからでした!
なんと彼女も生駒駅から帰るところだったのです。
セレブな彼女はタクシーに乗るところだったのでした。
偶然が嬉しくって、ダンナちゃまと「こんなことってあんねんねぇ〜!」と喜びながら帰ったのでした。
dbちゃん、ありがとう。