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再織(シェニール織り)体験@近鉄百貨店生駒店

 午前中、お買い物をしに家の近所の近鉄百貨店生駒店に行くと、2階の婦人用品売り場で手織り機が6台ほど並んでいるではないですか。
 近くに寄って見てみると、よくデパートで見かけるタオルではないけど、タオルっぽい黒地にカラフルな柄の高級パイル織物の講習会とのことでした。
 実は私は染織工芸品に興味津々なのです(^_<)
 沖縄に行ったときにも、ダンナちゃまが見守る中、ミンサー織りのテーブルマットや紅型染めなどの体験講習を楽しく受けたのでした。
 というわけで、早速、午後の部を予約して一旦、帰宅しました。
 出直して午後2時頃から、自分の好きなデザインを選んで手織りを開始です。
 この「再織」は、シェニール織りの和名で、現在では北ドイツ(チェコスロバキアから派生)や、Enjeau(アンジョー:創始者が安助さん、やすすけの音読みでアンジョー…)という日本のメーカーさんが作っているほぼ手作業での伝統工芸品だそうです。
 市販品は、タオルハンカチサイズのものが¥3,000〜と結構、高額です。
 再織(シェニール織り)体験@近鉄百貨店生駒店_f0079927_20594677.jpgこれは、私が3分の2ほど織り上げたところです。
 柄合わせが難しいのと、いつも竿を同じ加減でパタコン!と倒すのが難しかったです。
 この「再織」という和名、面白いです。
 まず、一度デザインを分解し、そのデータを基に横ボーダー柄を織り上げてます。
 その後、一度織り上げた織物を縦糸に添って約6mmの幅に切断し、裁断したテープ状の織物をモール状に仕上げます。
 そして横糸として再び織り上げるところから、「再織」という名前がついたのだそうです。
 手間暇がかかっているのと、昭和60年代に機械化に成功したらしいのですが、それでも一日に数メートルしか出来ない希少性に価値があるようです。
 確かに、地道な手作業となると、素人の私の場合、時間がかかってしまう上、力加減が不安定なので途中で先生に直していただくこともあり、遅々として進みません。

 再織(シェニール織り)体験@近鉄百貨店生駒店_f0079927_21749100.jpg
 これが私の再織の仕上がりですが、20数センチ程度でしょうか。
 それでも時計を見たら4時半!
 2時間半もかかっていました…(-_-;)
 首も背中も腰もくたくたです。
 でも、一生懸命やったので、小さい作品をちょっとでもいい感じにしようと、かわいいバッグに仕立ててもらうように先生に頼みました。
 画像の左上に写ってらっしゃる、見事な再織のエプロンをしている方が先生です!
 とても楽しく親切に、そして下手くそな私を「上手、上手に出来てるわぁ〜!」「パーフェクト!」と褒めて励まして教えていただきました。
 ありがとうございました♪