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炉濃茶点前・茶入れ荘と茶碗荘 2006/12/13

 先週に引き続き、荘(かざり)のお稽古をさせて頂きました。
 なかなか覚えられません。
 というより、覚えたものがバラバラに記憶されていました。
 お道具の取り合わせや仕組みは合っていても持って行く順番が逆だったり、肝心な古帛紗を懐中しているのに出し忘れたり、めちゃくちゃです。
 小習い事なので、すっかり出来ていなくてはいけないはずなのですが、なかなか付いていけません。
 この点前は、茶事や茶会を催すとき、茶杓、茶入れや茶碗が拝領品や由緒のある物を用いるときにします。
 特徴は、棚を用いないこと。
 初入りの迎え付けをする前に茶入れ荘の場合は、床に古帛紗を敷き仕覆に入れた茶入れをその上に荘っておくこと。
 茶入れを浄めた後、古帛紗を敷いて茶入れを乗せること。
 茶筅通しをするときに、茶筅を右手一手で茶碗に一度打ちしてから、両手で膝前に茶碗を寄せること。
 茶入れを拝見に出すとき、古帛紗ごと移動させるので、浄めるときに帛紗や茶入れのふたをを置く場所が古帛紗の右隣になること。
 茶入れを拝見に出すとき向こうから手前に回すのは古帛紗の対角線上を持って回すこと。
 などでしょうか。
 茶碗荘では茶筅通し後、茶碗を持つときに両手(左手を添える)で扱うこと。
 お茶を点てた後、左手を茶碗に添えて、右手で取り左の手のひらに乗せ、両手でもって客付きにまわること。
 左手を添えて自分の膝前に置いてから、懐中している古帛紗を取り出し、左の手のひらに乗せて右手を逆手にして古帛紗を持ち替えて茶碗を出す位置に広げておくこと。
 茶碗を膝前で(持ち上げずに)両手で二回手前に回して左手を添えて右手で古帛紗の上に乗せること。
 その後、一膝下がって控え、正客が茶碗を取り込んだら一膝進むこと。
 はあぁ、複雑です。
 この「荘シリーズ」は、茶入れ、茶碗、茶杓、そして茶筅まであります。
 これだけでも大変なのに、茶道を究めている人たちというのは本当に素晴らしいなぁ、と感心してしまうのでした。
 今回の御銘は、由緒のある物を使っているという設定なので「無事」です。
 お菓子は、今日は豊富にありましてどっさりと頂きました。
 あんこに求肥を巻いたもの、高野山の「弥勒石」という名のおまんじゅう、黄身餡の美味しいおまんじゅう、お干菓子、などなど6種類ほど頂いてしまいました。
 お茶は雲閣、お詰めは小山圓です。