わくわく箱根旅行2 箱根富士屋ホテル〜星の王子様ミュージアム
富士屋ホテルのウィステリアというレストランで和朝食を予約していたので、朝8時に広いホテル内を移動してたどり着きました。
昨晩のザ・フジヤほどではありませんが、こちらもとてもゆったりしていて和洋折衷のロマンティックなダイニングでした。
和朝食は、ごはんか、五穀ごはんか五穀がゆ選べたので、私たちは昨晩の怒濤のように重いフランス料理を食べたことを思い出し、おかゆにしておきました。
朝食もご覧のように種類豊富で美味しい献立が来ていますので、せめておかゆで軽く…、という小さな悪あがきです。
右端の茶碗蒸しの器には、茶碗蒸しではなくてがんもどきの煮物が入っていました。
どれも美味でした。
結局、朝から結構きちんと食べてしまいました。
朝食を終えて、ダンナちゃまと私が向かったのは、「星の王子様ミュージアム」です。
仕事で一度、当代のサン=テグジュペリ伯爵にお会いしたことがあるのですが、彼はサン=テグジュペリ家の爵位と領地とシャトーを嗣いだようで、「星の王子様」をはじめとするアントワーヌ・サン=テグジュペリの著作物(権利)を嗣いだのは、ダゲイ氏というアントワーヌ・サン=テグジュペリの妹筋に当たる人だと知りました。
ちなみにサン=テグジュペリ家の領地は南仏、ペリゴールという場所です。
アントワーヌは伯爵家の長男で貴族のおぼっちゃまでしたが、彼自身に子供は無く、爵位、領地、そして出版物に関しては兄弟や親戚筋が嗣いだことになります。
ミュージアムの入り口にはプラネットに立つ王子様の銅像があり、脇から常に機械仕掛けでシャボン玉がたくさん風に飛ばされていました。
ミュージアムのあちこちに星の王子様の中に登場する人物・生物の銅像があり、物語をよく知る人なら本当に楽しめます。
ミュージアム内は、星の王子様のことはもちろん、アントワーヌのことに関してもかなりの充実ぶりで、「なぜ日本の箱根にここまでの資料がそろっているのか…」とダンナちゃまとびっくりしてしまいました。
星の王子様についての映像を上映するシアターもありました。
物語の内容、星の王子様が書かれた経緯、そしてアントワーヌがなんのために書いたのか…、という内容だったのですが、よく作ってあり、アントワーヌが「星の王子様」を捧げた友人との話には思わず感激して落涙…。
泣いて疲れた後は、ミュージアム・ショップに行き、やはり買ってしまいましたよ、星の王子様グッズ!!
結構お高いのですが、ついつい買ってしまいました。
ウワバミに飲まれたゾウのストラップ、箱に入ったり出たりする羊のボールペン、物語の一部をプリントしたハンカチ、キャラクターのバインダーに、バインダーノートにポストイット!!
すっかり乗せられましたが、まぁこれも旅の楽しみです。
ミュージアムにはカフェ・サン・ジェルマン・デ・プレというカフェと、ル・プチ・プランスというレストランがあります。
カフェのコーヒーも美味しかったのですが、さらに素晴らしかったのがレストラン。
以前、「料理の鉄人」というテレビ番組がありましたが、そこに出場してフレンチの坂井シェフに勝利したシェフのレストランなのです。
期待してしまいますねぇ( ^-^)(^-^ )
しかし、暴飲暴食続きなので一番軽いランチコースAにしました。
にんじんの冷製スープ、バゲット、オリーブオイルから始まりました。
これがどれも美味しいのです。
メインは麦豚のローストでした。
麦豚のスライスの下にマッシュポテトやソースが隠れていて、これまた美味しい!!
食器もちゃんと星の王子様のイラストが入ったオリジナルです。
食も充実のレベルの高いミュージアムでした。