江戸・銀座満喫♪その2
ここは、パンとサラダやヨーグルトなどはバイキングですが、メインの卵料理やシリアルなどは銘々が注文して運んでもらいます。
まぁ、食べ過ぎなくて良いような、ちょっぴりさびしいような…。
私はスクランブル・エッグを注文しました。
メイプル・デニッシュが美味しかったです(^-^)
ただし、クロワッサンはちょっと妙な雰囲気だったのでやめておきました。
さて、午前中は昨日見残した江戸東京博物館の『夏目漱石展』を観に行きました。
かなりの人出な上、なんだか皆さん随分と熱心に一つの展示物をじっくり粘って見学されるので、正直げんなりしましたが、そうも言ってられません!
頑張って空いていそうな所を探しては明治の文豪の素晴らしさに感激するのでした。
彼やその友達の大学生の頃のノートなどを見ると、今の大学生でこれだけのレベルを持つ者は何%いるのか…、と思わずにはいられないほどの高レベル。
昔は本当に大学が難しく、学生の知的度合いも高かったのでしょう。
しかし、漱石研究でもやっている感じの大学生がたくさん来ていて、熱心にメモをとっていたのを見ると、ちょっぴり安心しました。
博物館でおばちゃん3人組がうるさいのは東京も大阪も同じですが、「ちょっと静かにしてもらえませんか?」とビシッと、かつスマートに言う男性がいるのが東京の特徴でしょうか。
まぁ、大阪ならおばちゃんたちから3倍返しの刑に合うでしょう(^-^;)
私が心に残ったのは、漱石が蔵書票に使っていた言葉でした。
ars longa,
vita brevis.
(「芸術は長し、人生は短し」という意味のラテン語)
お土産に漱石愛用の原稿用紙を模した便せんや、漱石好みの白松がヨーカンの『紅茶羊羹』『胡麻羊羹』『ピーナツ羊羹』のミニ書籍箱セットなどを買いました。
両国駅からの帰り、JR東海の駅で販売中のSuicaのペンギン・ダイアリーをあまりのかわいさに衝動買いしてしまいました。
さて、お昼ご飯はぜひ訪ねてみたかった日本橋にある『たいめいけん』に行きました。
1階はカジュアルな洋食、2階は本格的な洋食、3〜4階は宴会・パーティースペース、5階は初代の趣味でもあった凧の博物館となっています。
私たちは1階で気軽に食事をしようとしたのですが、並んで待っている人でいっぱいです。
中をのぞくと、60席以上はありそうですし、結構平日の昼間で早く空きそうだったので、待つことにしました。
ほどなくして混んでいるのに、ゆったりした4人掛けのテーブルに案内してもらい、早速注文です。
お昼のランチは800円でライス・コールスロー・ポテトサラダのセット付きで楽しめるのです。
メインにダンナちゃまはカニクリームコロッケを選びました。
私はメンチカツをお願いしました。
あまりの大きさにコールスローは完全に後で隠れてしまっています。
私たちはたいめいけん名物のボルシチを追加しました。
ただし、単品での注文はできません。
それにしても、この時代に800円のランチセットと合わせてもこれだけの量のボルシチを50円で出すなんて…。
サービスしすぎです、嬉しいですけど。
こりゃあ行列になるはず、と納得でした。
厨房や店員さんたちも生き生き、きびきびしていてにぎわいもあり、楽しい昼食になりました。
さて、昼食後は銀ブラの開始です。
今回の一番の目的は無くしてしまったシェーファーの万年筆を買い戻すことでした。
もう廃盤になってしまった万年筆なのですが、ひょっとして銀座の万年筆屋なら在庫で置いているかも、という話を耳にしたのです。
しかし、在庫はおろか、
「ボールペンなら今あるのですが、万年筆は置いてございません。」と恐縮されてしまいました。
それなら、もう一軒のさらにディープな万年筆屋に行こう!と思ったのですが、お店の地図を持ってき忘れてしまいました。
雨も降ってきて、寒くなってきたので万年筆のパイロットが営業しているペン・ステーションというカフェに入り込み暖を取りました。
パイロットの万年筆は日常用に使っていて、なんと言ってもインクの乾きが早いところが気に入っています。
万年筆は凝り出すとキリがないのでほどほどにしないと、と思いながら夫婦でついついエキサイトしてしまうのでした。
がっくりきている私にダンナちゃまは、
「やんこちゃん、シャーペンて使う?
これ、さっき寄った伊東屋に売っててんけど、ほら、これな、なんと!最後の1mmまで芯が使えるシャーペンやねん。
黒とワインレッドがあったから、二本買うといてん。
やんこちゃんはきっとこっち(ワインレッド)が好きかな〜、と思て。
使うんやったら、はい、プレゼント。」
ありがとう、ダンナちゃま。
大事にします。
その他、いろいろ銀ブラしたあと、新幹線に乗り込みお弁当『日本の味博覧』を食べながら旅の思い出にひたったのでした。
昔は「にっぽんばし」と発音されていたのでしょうか…。